こんなに重要なの!?ドッグフードの選び方

ペットショップやホームセンターのドッグフード売り場には、色々なドッグフードが販売されているため、どのドッグフードを買ったら良いか迷ってしまう飼い主さんは多いのではないでしょうか。

ただ、ドッグフード選びのポイントや特徴を掴んでおけば、ドッグフード選びもそう難しくないのです。ここでは、ドッグフード選びをする際に知っておくべき情報を紹介していきます。

ドッグフードを選ぶポイント

ドッグフードを選ぶ際、以下のポイントに注目することで、どのようなドッグフードを選べば良いのかが分かります。

総合栄養食

ドッグフードのパッケージを見ると【総合栄養食】と記載せたドッグフードがあるかと思います。これは、【このドッグフードと水があれば、1日に必要な栄養素を十分に摂取できる】という意味があるため、主食として与えるドッグフードは、必ず【総合栄養食】と記載されたものを選ぶようにしましょう。

総合栄養食とは?
主食としてのペットフードは「総合栄養食」と言い、当該ペットフードと水を与えていれば必要とされる栄養素が摂取できるように作られています。
引用元:ペットフード協会

年齢別ドッグフードを選ぶ

総合栄養食と記載されたドッグフードには、子犬用・成犬用・シニア期用と年齢別にドッグフードが販売されています。もちろん、配合されている栄養素も異なるため、ドッグフードを選ぶ際は年齢にあったものを選ぶようにしましょう。

安すぎるドッグフードには注意

販売されているドッグフードには、ドッグフードによって価格に大きな差があります。もちろん、高品質でこだわりのある原材料を使用し、添加物の使用がないドッグフードに関しては、通常より価格は高めです。ただ、明らかに他のドッグフードと比べて価格が安いものは、粗悪な原材料や過剰な添加物を使用していることがあります。

ドッグフードをライフステージで選びましょう

ドッグフードは、ライフステージ毎に販売されています。これは、年齢に応じて必要な栄養素が異なるためです。そのため、ドッグフードを選ぶ際は、愛犬のライフステージに合ったものを選ぶようにしましょう。

子犬期・授乳期

この時期は、多くの栄養素を必要とするため、他のライフステージに比べてエネルギー要求量が多いのが特徴です。そのため、高たんぱく・高カロリーに加え、消化器官が未発達な子犬のために、消化吸収がしやすいように作られています。また、中には子犬の成長を助けるために、DHAなどが配合されているドッグフードもあります。

成犬期

1歳を超えると、多くの犬が成犬期に入ります。成犬になると、子犬期に比べエネルギー要求量が少なくなるため、子犬のフードを与え続けることにより、肥満になる可能性もあります。そのため、成犬期に入ったら、成犬用のドッグフードに切り替えるようにしましょう。

シニア期

7歳を過ぎる頃から、犬はシニア期に入ります。シニア期になると、体の機能の衰えが始まり、心臓・腎臓・関節に負担がかかりやすくなります。そのため、シニア期用のドッグフードには、心臓・腎臓・関節に配慮した成分が配合されるようになります。

また、食欲が落ちたり、歯の機能が衰えによりドライフードが食べづらくなってしまうこともあります。その場合は水分量が多いウェットタイプのフードなどを試してみる方もたくさんいます。

最近では缶詰タイプではなくチルドタイプの冷蔵保存型のウェットフードもありますので、そのようなフードもおすすめです。

チルドタイプのおすすめドッグフード→ ブッチドッグフード

ドッグフードを犬のサイズで選ぶ

現在、世界各国に超小型犬から超大型犬と色々なサイズの犬種が存在します。

当然ながら、犬のサイズによってギブル(粒)を変えないと、ドッグフードが大きすぎて食べづらかったり、小さすぎて噛まずに丸飲みしてしまう問題が生じてきます。

そのため、ドッグフードを選ぶ際は、超小粒・小粒・中粒・大粒の中から犬にあったサイズのドッグフードを選ぶようにしましょう。

ドッグフードの特徴で選ぶ

ドッグフードには、独自のこだわりをもったものが多く販売されています。そのため、そうした特徴を知っておくことで、ドッグフード選びもしやすくなります。

添加物の使用の有無

最近では、私たち人間だけでなく一緒に暮らす犬の食事にもこだわる飼い主さんが増えてきたこともあり、出来る限り添加物をしようしていないドッグフードや、天然由来の添加物のみを使用したドッグフードなどが販売されるようになりました。

ドッグフードの添加物で代表的なものは栄養添加物、保湿剤、pH調整剤、保存料、酸化防止剤、乳化剤、着色料などがあります。厳密には無添加のドッグフードとはこれらの添加物を含まないものということになりますが、一般的には「保存料、着色料が無添加」など、特定の添加物を含まないドッグフードを無添加のドッグフードと呼ばれてます。
引用元:無添加のドッグフードとは?

グレインフリー

今では雑食動物の犬ですが、かつて野生だった頃は肉食動物でした。その名残今でも体内に残っているため、犬は穀物の消化を苦手とします。また、穀物アレルギーを持つ犬もいることから、犬の健康に配慮したグレインフリーのドッグフードが販売されるようになりました。

動物性たんぱく質

犬は、植物性たんぱく質(穀物など)の消化を苦手とします。しかし、動物性たんぱく質は、犬の健康に直接かかわってくるため、良質なたんぱく質を毎日摂取する必要があります。そのため、ドッツフードを選ぶ際は、良質な動物性たんぱく質を主原料としたものを選ぶようにしましょう。

ドッグフードを変える時の注意点

ドッグフードのパッケージには、必ずドッグフードの切り替えに関する注意点が記載されています。多くの場合、【切り替えには1週間ほど時間をかけて切り替える】といった内容が記載されているのですが、これにはちゃんとした理由があるのです。

犬は、環境の変化やドッグフードの変更など、いつもと違うことが起きると、ストレスを感じうんちがゆるくなることがあります。

そのため、ドッグフードを切り替える際は、ドッグフードが変わったことに気づかれないように、少しずつ量を調整して与えていくことで、うんちがゆるくならずに切り替えを行うことができます。

ただし、中にはそれでもうんちがゆるくなってしまう犬もいます。1~2日で治まれは問題ありませんが、それでも治まらないようであれば、ドッグフードが合っていないということにも繋がるため、切り替えを中断した方が良いでしょう。

また、急にドッグフードを変えることにより、新しいドッグフードを食べてくれないことがあります。

特に、子犬期から成犬期、成犬期からシニア期と年齢が切り替わる時や、病気のための療法食に切り替える時に起きることが多く、切り替えがうまくいかないと、新しいドッグフードを食べてくれなくなることもあります。

こうしたトラブルを防ぐためにも、ドッグフードは時間をかけてゆっくり切り替えるようにしましょう。

最後に

このように、ドッグフードの性質を知ることで、ドッグフード選びに迷うことも少なくなります。

また、一番大切なのは、【飼い主さんがどのようなドッグフードを愛犬に与えたいのか】を明確にすることです。そうすることで、愛犬に合った最適なドッグフードを見つけることが出来るでしょう。